クローゼット効率収納のコツ

クローゼット効率収納のコツ

クローゼットの収納のコツを説明します。
ポイントは扉の影の使い方とハンガーにあり!

クローゼット効率収納のコツ

片付けやすそうで、片付けにくい、クローゼットの中。扉を閉めてしまえば気にならないけど、一時、扉を開けると、何となくストレスを感じてしまったりします。でも、「クローゼットの中が片付かない」とは思いながらも、何がどう片付いていないか、よく分かっていない人が意外と多いんです。

そのあたりを具体的に挙げると・・・

  1. 単に服が多くて収まりきらないだけ
  2. 間口よりも内側のほうが広くて十分に使いきれない
  3. 服が取り出しにくく、ずり落ちたりしやすい

・・・・・というような状態を、片付かない=非効率的だ、と思っているだけの場合がほとんどなんです。
以下、どうやったらクローゼットをうまく活用できるか、収納のコツを解説しちゃいます!

1.単に洋服が多くて収まりきらないだけ

洋服掛けの標準的なスペースとしては、女性で180cm程度、男性で90~120cm程度が理想です。それを超える場合は、単に服が多いだけか、もしくは、畳んで収納するべきものまで掛けてしまっているのかもしれません。逆に掛けるものが少なくて、プラスチックの引き出し式衣装ケースに入っている服が多い人は、掛ける服を増やしたほうが、出し入れが楽かもしれませんね。

もし服が多い場合は、特殊なものを除いて、まず過去2年間着ていないものは処分することを考えましょう。「また痩せたら着よう」「新品だから・・・」と言って放って置いても、2年経てば流行が変わって着る機会を逃すだけです。リバイバル・ブームはまた来るでしょうが、ディテールは必ず変わりますから、着ないことが多いでしょう。
クローゼット模式図
ちなみに左の図はクローゼットを正面から見た模式図ですが、丈の長さをまとめれば、下に空いたスペースにピッタリ衣装ケースなどが入りますね。ただし、衣装ケースはクローゼット用の奥行55cm程度のものを買うこと!まれに特価だったと言って間違って押入れ用の奥行75cm程度のものを買ってきてしまう人がいるので注意!

また、幅はクローゼットの扉を開けたときの、扉の厚みを考慮して揃えることが重要です。最下段に引き出し式のものを置く場合は、引出しを引いたときに、床面の出っ張りに当たらないよう、高さを調節する必要がある場合もあります。

2.間口よりも内側のほうが広くて十分に使いきれない

クローゼット上面図1

左の図のように、クローゼットは開いたときに、少なくとも扉の厚み分だけ実質的な間口が必ず狭くなります。また、正面から見て壁の陰になるような状態で、その部分の収納に困ってしまうことがあります。

クローゼット上面図2

そんな場合は、左の図のように、上の図の赤丸部分はないものとして、扉を開けたときに全ての服が見え、ビッシリ服が詰まっている状態にします。
このように服がビッシリ入った状態では、服を取り出すのは無理ですが、下の図を見てください。

クローゼット上面図3

このように、赤丸で囲った場所(一番上の図)に服をずらしてやれば、その分中央部分にゆとりが生まれ、ビッシリ詰まってて取り出せなかった服が取り出せますね!だから、隙間を嫌ってしまうのではなく、隙間をゆとりと考えれば、クローゼットを有効活用するのはこんなにもカンタンなんです!

3.洋服が取り出しにくく、ずり落ちたりしやすい

そういう場合は、多くが詰め込みすぎです(>_<)ずり落ちやすくて、下に落ちてしまうから、自動的に散らかっていくわけですね。
でも、他にもずり落ちる原因がありますから、キッチリ対策をしましょう。

  1. サテン生地など滑りやすい素材のものは滑り止め加工をしたハンガーにかける
  2. 針金ハンガーはフック部分が他のハンガーや衣類に絡まりやすいので多様は禁物
  3. 何段も掛けれるような特殊なハンガーは取り出しにくいので使用を控える
アイディアハンガー

「3.」の「何段も掛けれるような特殊なハンガー」は、クローゼットの高さを十分生かして、たくさん服が掛けられるように開発されている便利グッズですが、他の衣服に引っ掛かりやすく、取り出しにくいので、散らかってしまう原因になりがちですね。片付けるのも面倒です。(右の図のようなモノ。通称=アイデアハンガー?)他にも、スラックスやスカートが何本も掛けれる、同様の仕組みのモノ、あれもどうも使いにくいですね。
また、木製のハンガーなど厚みのあるハンガーは、多用すると収納量が減ってしまうので、型崩れすると困るもの以外は、使用を避けたほうがいいですね。

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