第1回 全国収納力診断

第1回 全国収納力診断

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第1回 全国収納力診断 (解答・解説)

ご解答、お疲れ様でした。以下の解答・解説をよくご覧になって、今後の収納ライフにお役立て下さい。なお、状況その他に於いて正解は異なりますので、あくまでご参考までにご確認いただければと思います。
診断編&問題編はこちら

- 診断編 -

 ここでは、「頭では分かっているけど普段出来ていないこと」、もしくは「頭でも分かっていない普段の自分の考え方」について正直に回答していただくというのが趣旨でした。
 ご自分が置かれている状況によって回答は異なるとは思いますが、一応、模範回答としては、全部「いいえ」となると理想的です。ちなみに、診断編10問のの平均点は4.7点でした(メルマガ発行時)。

*下表で「正解」となっているのは、あくまで「理想的な回答」です。

No. 正解 正解率 解 説
いいえ 44.2%  出来ればまとまった時間が欲しいところですが、実際に片付けにそんなに時間を費やせるものではありません。性格や忙しさにもよりますが、短時間で出来る範囲を決めて、作業に取り掛かるのが理想的です。
いいえ 16.6%  これが一番、正解率が低かったですね!ただ、これは質問自体が悪かったとも言える部分もあります。普段一応片付いた状態になっていてちょっと散らかった場合は、手元から片付けていけば良いのですが、普段から片付いていない場合は、造り付けの収納スペースなど「奥」からが鉄則です。
いいえ 27.0%  気持ちはよーく分かります!けれど、分別作業の際は「使う」か「使わないか」、これが絶対的、主観的な基準です。新しいとか、高かったとか、客観的要素は極力排除しないとダメですね。
いいえ 43.6%  これは結構意外でした!以前メルマガで紹介したからか、それは関係ないのかは定かではありませんが、仕事をされている方が多かったのか、結構手帳を使っているんですね。時間は「お金」、時間は「命」!収納の目的の一つは時間の節約!手帳を使いこなさずして、情報や時間を管理することは出来ません!
いいえ 65.7%  これも気持ちは分かりますが、ストックは出来るだけ控えめに。モノには「場所代」が必要ですので。
いいえ 52.7%  これは思ったより「はい」と答えた方が少なかったですね。皆さんあまり浮気せずお気に入りを使い続けているんでしょうか?それとも化粧をあまりされない方が多いのでしょうか・・・・?ともあれ、少し使ってその後使う意志が無いなら、処分が妥当ですね。
いいえ 52.1%  「はい」と答えた方のほうが少なかったですが、やはり多趣味な方、こだわりのある方は多いですね。趣味やこだわりが多い場合、それに付随するモノが多いと収納で苦労します。また以前そうだったという場合、以前の趣味のモノがたくさんあって、収納に困る場合があるので、使わないモノは処分しましょう。
いいえ 75.2%  「いいえ」と答えた方が多くてホッとしました。どうしても配偶者や子供、両親に恵まれない方もいらっしゃって、そういうときは収納マンも同情してしまうこともあるのですが、収納はあくまで家族が快適に暮らすための一つの手段に過ぎません。家族を責める前にまず我が振りを見直し、辛抱強く、時には褒め殺しして(笑)、家族で仲良く暮らせる方法を、家族一緒に考えましょう。
いいえ 70.3%  失敗するのがイヤで片付けられないというよりは、やはり「面倒臭いから」「時間が無いから」というのが多いようですね。失敗するのがイヤと思ってらっしゃる方は、失敗を恐れないで。身を削ることになりますが、それは必ず自分の血となり肉となります。失敗こそ、成功への近道です。
10 いいえ 29.6%  「どうせ」というニュアンスの取り方は人それぞれだと思いますが、片付いていないと思える状況なら、少しずつ改善させていきましょう。収納に完璧はありません。またインテリア的に良くするのと、収納面で効率化させることを両立させるのは、プロでも至難の技ですし、お金も相当掛かります。

- 問題編 -

 問題編に関しては、設問6のみ正解が「はい」、残りは全て「いいえ」となります。もちろん状況に応じて正解は変わってくるケースも考えられるので、あくまでもご参考程度とお考え下さい。

 問題編の平均点は5.3点でした(メルマガ発行時)。メルマガ読者歴の浅い方から長い方まで色々でしたが、辛うじて及第点とはいえ、思ったより悪かったですね。

 ちなみに、点数によるランク付けは以下の通りです。ご参考までに。

  • 10点・・・・・・・プロ並み!
  • 8~9点・・・・・・カリスマ主婦!
  • 6~7点・・・・・・収納上手
  • 4~5点・・・・・・凡人
  • 3点以下・・・・・・残念!

No. 正解 正解率 解 説
いいえ 41.0%  確かに、収納スペースが多ければモノを置く場所に困りません。ですが、次のところでも説明しますが、モノは持っているだけで損をしますので、収納スペースが多ければ多いほど損をするという寸法です。またこの問題は、次の質問と並列する上で、収納スペースが「広い」ではなく敢えて「多い」としていますが、これにはちょっとした意味があります。収納スペースが例えば1箇所しかなければ、そこさえ探せば必要なモノは出てくると言えますが、収納スペースがあちこちにあると、モノが分散されてしまい、よほどカテゴリ(品群)分けしなければ、必要なモノが探しにくくなってしまいます。ですから収納スペースは必要最小限に抑えるのが望ましいのです。
いいえ 86.9%  これが一番、正解率が高かったですね!お見事!モノは確実に家の床面積を占領していきますから、標準量でも家賃の約20%分の倉庫代が必要です。モノのために蔵(別棟)を建てたり、トランクルームを借りる場合はなおさらです。不要品やあまり価値の無いモノのために収納家具やグッズを買うなんて論外!また100あるモノの中から1つの必要なモノを探すのに比べ、1000あるモノの中から1つのそれを探すのは大変になります。モノは持てば持つほど、お金も、時間も、労力も、気力も失います。
いいえ 16.2%  逆にこれは正解率が最低でしたね。センスとは経験に裏付けられるもの、または持って生まれたもの。インテリアにはセンスが必要です。付け焼刃ではどうにもなりません。ですが世間一般で言うインテリアと片付けを混同した「収納」と違い、本来の意味での「収納」、「片付け」に関しては、センス(経験)は必要ではなく、必要なのは「頭で考えること」です。「片付けにはセンスが要る」と思ってらっしゃる方、「片付かない原因」を突き止めようとしていますか?「どうしたら使い易いか?」考えて行動していますか?考えても分からないという方は「分別作業」を忠実に実行していますか?それでも出来ないなら、収納マンにご一報下さい。絶対に、収納にはセンスは要りません。
いいえ 29.9%  「とりあえず箱」が有効か有効でないかはもちろんその人にもよるので、活用できている人はそのまま使用を継続してもらえればと思うのですが、私はそれを上手く活用できていない人がたくさんいることを知ってます。「とりあえず」と箱に入れた書類等はそのうち溢れかえり、雪崩を起こして、溢れた分が手近にあった紙袋に放り込まれるんです。で、気が付くと部屋の隅には、そんな「とりあえず」書類が詰まった紙袋の山が出来上がるというわけです(笑)結局、箱から書類などが溢れて初めて片付けようとするのですから、箱が一杯になるまで無駄にモラトリアムを過ごしただけです。モラトリアムのツケは必ず来ます。お金も時間もモノも、ツケはなるべくないほうが良いのです。「とりあえず箱」を作る前に、書類などの処理を迅速化する習慣をつけましょう。
いいえ 65.1%  もちろん押入をどう使うかはそこに入れるモノに大きく左右されますが、典型的な押入も、奥行が深くて折戸の付いた「なんちゃってクローゼット」も、階段下収納なども、奥行が80~90cm程度の場合は、布団や雛人形のダンボールなど大型のモノ以外を入れる場合は、空間を前後に分けて活用するのがコツです。あまり使わないモノを奥に入れ、よく使うモノは出来るだけキャスター付きの移動が容易な引出式衣装ケースやラックを入れて。前後に同じキャスター付き引出式衣裳ケースを入れれば、衣替えも楽チンですね。本来押入は布団や巨大なモノを入れるのに最適な場所。しかしそんなに大きいモノは家中探してもほとんどありません。ですから奥行の深い収納スペースは使いにくくて当たり前。だから奥行を二分割して使用する必要があるのです。収納スペースに合わせて収納グッズを選んで押入に奥行の深い引出式衣装ケースを入れてそこに服を収納しても、奥のほうは出しにくいというより出さなくなってしまいますよね。収納グッズは「人」→「モノ」→「場所」の順に選ばなければなりません。使いにくいと感じるなら、少なくとも、「場所」に合わせて収納グッズを選んではいけないのです。
はい 45.9%  う~ん、これは答えが分かれた!確かに、クローゼットなんかでは特によくあることで、引出式衣装ケースなどを置くと壁との間に隙間が出来てスペースが無駄なように感じることも多いですが、収納グッズは収納スペースに合わせて選んではいけません!収納グッズはまず使う人に合わせて選ぶ。どう使いたいかですね。次に、入れるべきモノに合わせて考える。最後に、場所に合わせて考えなければいけないんです。
いいえ 70.0%  あー良かった、大体の方が理解してくれていて・・・・。収納の目的は、作業・管理・場所の3つの効率化が最大の目的。見栄えを良くするのはオマケみたいなものです。楽して得するためにやるのが収納ですから、片付けの過程も楽して得してやらないとダメですよね。だから収納グッズには頼らないのが鉄則なんですね。
いいえ 75.2%  時間があるならいいですけどね、専業主婦でも、育児や家事、旦那の世話に、ご近所様とのお付き合い、なんやかんやとやることはいっぱいあるわけです。突然電話が掛かってきたりもしますし。だから丸一日空いていると思っても、実際には3~4時間も集中できればいいところ。逆に、一気にやろうとするからなかなかその機会が無い。片付けは15分から、引出一杯から出来るということを再認識せずして継続できません。
いいえ 67.4%  結構皆さんお分かりでしたね。見せたくないモノに布を掛けるでしょ?そうすると掛けた本人は隠せたと思っているんですが、それを見た第三者は「あ、何か隠してる・・・・。」って気付いちゃうんですよ。かくれんぼと同じ、うまく隠れられたと思っていても、案外「頭隠して尻隠さず」だったりするんですね。あまり「隠してます!」って感じにならないよう注意。
10 いいえ 45.9%  背の高い家具を置くのと背の低い家具を置くのと、どちらが圧迫感があるか、ちょっと検証してみましょう。ここに、高さ900mm奥行450mm高さ900mmの箱が6個あります。生活に必要な日用品などが収納された家具だと思ってください。まず、背の低い家具をチョイスする場合を想定して、6畳間(3600×2700mm)に並べていくと、どういう置き方をしても、2壁面のほとんどに家具を置くことになります。対して、背の高い家具をチョイスする場合を想定してみると、先ほどの箱を2段に重ねれば3つの家具と見ることが出来ますので、1壁面のみに家具を置けば良いことになります。実際に6畳間に移動して、イメージしてみてください。どちらが、圧迫感を感じるでしょうか?もちろん、これはセンスの問題なので人それぞれの部分もありますが、圧迫感を感じるのは高さだけでなく、床が見えている面積も重要だということは忘れないで下さい。「背の高い収納家具は圧迫感があるので置かないほうが良い」というのは、あくまで収納とは対立する側面であるインテリアのみを考えた場合に導かれるセオリーなんです。日常生活を送る上で必要なモノはたくさんあります。それらは使いやすいように収納しなければならない。生活感が出ないようにインテリア性のみを考えるなら、収納するべきモノを捨てちゃったり、他の部屋に詰め込めば良いですが、実際問題としてそうはいきません。背の高い家具を何本も置けば圧迫感は強いし、ちょっとモノを減らさないといけないとは思いますが、モノの量が標準量で、一般的な間取りと広さを持つ家に住むなら、低い家具をいくつも置くのではなく、メリハリをつけて、背の高い家具も用いなければいけないのです。


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